My salad days in Washington, D.C.

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2004年 12月 10日

Le President de Timor de L'Est

一昨日はジョージタウンの東アジア研究科の主催で、東ティモールの大統領が公演に来たので聞きに行って来ました。場所は今では特別な機会にしか公開されないリッグスライブラリーで、一度中に入ってみたいと思っていたので、行ってみました。(なんだか、こないだのボランティアといい、今回の公演といい、場所に惹かれていってみるっていうのばかりですね。)

東ティモールの大統領は、インドネシア政府により自宅監禁や禁固刑にあい、雪辱の年月を過ごした後に、独立を勝ち取ったという、東ティモール独立そのもののような方でした。東ティモールでは、65歳以上の人口が全体の2パーセントしかおらず、20歳以下の人口が半分を占めているそうです。ペーパーを読み上げるような公演の後に続いた、質問セッションは、大変大統領の人柄がにじみ出ていて面白かったです。独立の父は、英語なんていう言葉の枠を超えた、カリスマをもっていました。独立後の現在、東ティモールではインドネシアのバーサ語ではなく、植民地時代のポルトガル語を公用語に設定したのですが、普通の東ティモール住民が話す言葉はバーサ語らしい。で、なぜそれでもポルトガル語なのかというと、インドネシアではない、独立した国だというアイデンティティーを示すためだ、と。きっとこの話は、スタインバーグ教授(今学期取っていた「東・東南アジアの政治の正当性とアイデンティティー」の先生)のお気に入りの話になることと思います。

今学期取った東アジア関係の授業の教授や、先日のボランティアで出会った人々は、アメリカ国務省の元お役人さんが多いのですが、今回の大統領の講演ではぜんぜん違う視点で東ティモールに出会えた気がして、面白かったです。ま、違って当然なんだけど、大学の教室で勉強してばかりいると、まったく井の中の蛙になるなーと、改めて感じたのでした。

リッグズライブラリーは、階段つきの金箔の本棚と、窓から見えるポトマック河岸の夜景が、大変美しかった。ここで実際に生徒が勉強していたころは、もっとジョージタウンの生徒数も少なかったのでしょうか。上のリンクの写真は、ちょっと古ぼけていますが、ジョージタウン大学のホームページの上のほうに載っている写真が、一部ですが色もきれいに見えています。
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by my-salad-days | 2004-12-10 06:52 | Exchange


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