My salad days in Washington, D.C.

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2005年 01月 21日

今日はブッシュ大統領の就任式

a0022830_11544091.jpgだったので、ジョージタウン大学は休講になりました。キャピトルヒル(アメリカ合衆国上院・下院議会)での大統領宣誓式、ヒルからホワイトハウスまでのパレード、それから夜は就任式ボール(ダンスパーティー)で、ワシントンの街はざわめいています。

選挙権のある市民は、自分の出身の州の議員に頼んで、宣誓式やパレードを間近でみるためのチケットを入手できるのですが、外国人の私はそのような伝手がなかったので、とにもかくにも大学からホワイトハウスのほうまで歩いてすすんでいきました。距離の感覚は、福岡の西新から大濠公園ぐらいかしら。(東京・横浜っ子にはわからん感覚でごめん。月島-築地間ぐらいかしら。これもまたちょっとマニアックですが。)

a0022830_11572372.jpgキャピトルヒルからホワイトハウスへとつながるペンシルバニア通りを中心に、セキュリティーチェックが厳しく、いたるところにポリスマンが居り、フェンスと警備隊(黒ヘルメット・黒防具)の壁を乗り越えてパレードにすら近づくことはできませんでした。だから、11th st.のあたりで、フェンスに沿って遠くからパレードを見ようと思い歩いていたら、なかなか大手メディアには正面からは取り上げられない光景を目にしました。柵の外側で。

アンチ・ブッシュのデモンストレーションの一団です。明らかに、標準のワシントニアン(ゾウ派=共和党にせよロバ派=民主党にせよ、ビシッとスーツを着込んだ政治の街の住人のイメージ)とは違う毛並みの人々で、ヒッピー、革ジャケット+覆面をつけた若い男の子達、反核のマークを頬に塗り虹色の旗を体に巻いた人や、"Turn your back on Bush"という赤いT-shirtを着た人々でした。反イラク戦争、去年の11月の選挙結果への不満、また雇用不足や国内の貧困問題を訴えたりしてプロテストしていました。 "Bush is a terrorist, Cheney is an *ss hole!"と叫びながら、柵の内側に立っている警察官達に雪の玉を投げつけたり、物(星条旗だったかはわからない)を燃やしたり、国旗に包んだ棺桶も見えました。警官達が柵の側から離れた一瞬、この人たちがワーッと柵に駆け寄ってガシャガシャと鉄の柵を揺らして壊そうとすると、催涙ガスが撒かれ、とたんに人々の喚き声が強くなり、かがみこんで咳き込む人や逃げる人でその場に緊張が走りました。私は少し離れたところに立っていたので、まともにガスを吸い込むことはなかったけど、ボケッとしていたら巻き込まれるところでした。

そうこうするうちに、柵のむこうではマーチングバンドの一団や大統領や副大統領を乗せた車が通っていき、柵の内側と外側で歓声と叫び声が交錯し、混乱の中でパレードが終わりました。遠くで人ごみを通して見ただけだから、よくわからないけど、車はオープンカーではなかったと思う。

パレードの終了後、体が相当冷えていたので、5ブロックほど離れたスタバでコーヒーを飲んでいたら、マーチングバンドだけがホワイトハウスからカフェの前を行進してきました。陸・海・空軍のミリタリーバンドに続いて、テキサス、それからミシシッピーの市民バンドがそれぞれ100人づつぐらい。市民バンドはさておき、軍のバンドでは小楽隊にあわせて銃を下げた灰色の一団が足音高く通って行きました。

今日のワシントンポストの評では、この就任式のテーマは"celebration of the military" で、やはりこの国は戦争中なんですよね。ジョージタウン大学の学部にはMilitary Science という科目もあるし、迷彩服の兵士を構内で見かけることも時々あるし、私が今学期取っている授業はDepartment of Defence (DOD)やCIAに勤めたことのある教授が教えているし、同じクラスには卒業後は海軍に入るというクラスメートもいたりするのですが、今日の軍マーチングバンドは非常に違和感というか恐怖感があったな。映画のワンシーンのようだったから。

書きたいことはたくさんあり、一方で就任式なんてただの式典といえばそうなんですが、いっぺんに書き出せそうにないです。CNNやワシントンポストのウェブからは見えない、私から見た就任式の側面ということで、理解してください。
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by my-salad-days | 2005-01-21 11:31 | Exchange


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