My salad days in Washington, D.C.

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カテゴリ:血となり肉となる( 2 )


2004年 05月 27日

身をもって学ぶ

 今日の思想史の授業は、荻生徂徠がお題でした。高校の日本史を習っていた頃は、頭の中で、荻生徂徠も山崎闇斎も、伊藤仁斎もみんなごったまぜだったんだけど、この授業でだんだん区別がついてきた。実際、上の三人は、儒者としてそれぞれ120度づつぐらい、違う方向を向いています。

 荻生徂徠は、例えば道端で人と出会ったときの挨拶の仕方は、頭で考えるのではなく、身体が先に動いて自然にお辞儀ができることをよしとする。つまり、礼儀作法を頭で考えるのではなく、身体に覚えこませて実践しようとする。このことは、礼儀作法にとどまらず、学問においても同じこと。学びとは、ある一定の型を徹底的に身体に覚えこませることから始まり、ここに個人の自由な個性を伸ばすこととかは入り込まないのだそうです。学問は、頭(と心)に入るのではなく、身体が吸収するものなのです。

 なぜ、今学期のこの授業が楽しいかと言うと、自分の骨に触っているみたいだから。そして、自分の根っこを、留学に行く前に植え直して行きたいから。別に、その根っこを日本という国家機構に求めてはいませんが、国家とか、民族以前の問題として、生まれ育った環境への認識を深める、というのは私に安心感を与えます。

 アメリカに、9.11以上の規模のテロの警告が出ているそうです。11月の大統領選を見据えての話らしい。どうなることやら。
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by my-salad-days | 2004-05-27 18:25 | 血となり肉となる
2004年 05月 26日

こんな知識もある

今学期で一番楽しみにしている日本思想史のクラスで、江戸時代の古義学派、伊藤仁斎と対応して教授が引用した言葉。

「あなたが何を人生に期待するかではなく、人生があなたに期待することを成し遂げなさい。」 by フランクリン

思想史の授業なんて、乾いた話だろうと見くびることなかれ。
乾いた大地に、サッと雨を降らすスコールのような言葉も、気をつけていれば出てくるのだ。
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by my-salad-days | 2004-05-26 20:37 | 血となり肉となる